瀬戸南美術室

since2010

 ご訪問有り難うございます。

 瀬戸南は家庭科と農業科の学校です。人が生きる上でとても大事な技術の一つを習得する学校です。

 しかし、生徒たちは自分たちが行っている学習がいかに高度で大切であるかは分かっていない様子です。これは世の風潮がそうであることと、知識偏重の教育のあり方がそうさせた結果でありますが、社会に出て初めて、自らの学んだことの深さと大切さを改めて知ることになると信じています。

 これは美術教育等芸術教育にもいえることです。本来、人が生きていく中で欠かせない要素と欲求こそが「表現する」ことですが、これも年を取ってやっと気がつく人が多いようです。スポーツをしたり音楽を聴き、絵を描くなどという趣味はかつては時間や富に恵まれた貴族にしか与えられない特権でした。絵を描くことの楽しさ、物を作ることの楽しさは「自由」こそが大切で有り、管理された中からはなかなか気づかないようです。与えられた物の中から選ぶ自由は日ごと拡大されていますが。

 言葉使いをはじめ、片付けができない生徒、根気の続かない生徒、丁寧な作業ができない生徒が増えています。これは大人にも当てはまっているようです。面倒くさいからこそおもしろいと感じる人が増えるような社会、人のためと思える自分こそが幸せな存在だったのだと思える社会を、ともに作っていける人材に育って欲しいと思います。

 この学校に来て、最初に目がとまった一本角の牛。一体何があったのか妙に気になり、気合いの入った顔に惹かれ描いてみました。

 

上手い作品もそうでないものもみんなその時間生きた証。家においていたら知らぬ間になくなってしまう作品もあるけどここに来れば見られるようにしたいと思います。

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