今年は大震災が有り、生徒たちにも何か被災者との関わりを持ってもらいたいと思い、被災地の保育園に送るおもちゃというテーマで、フェルトを使って考えて作ってもらいました。
昨年度は軽量紙粘土を使用したが、今年は石塑の紙粘土を使ってみた。接続部分は粘土が柔らかいうちにステンレスの針金の片方をラジオペンチで丸め2本を鎖状に接続してからそれぞれのパーツに差し込み出来るだけ接近するように押し付けながら埋め込んだ。固まってしまったパーツにはドリルで出来るだけ深く穴を空け、ステンレス針金をやや波状に曲げ、摩擦を大きくし、ゴムのりをつけたあと同じように接続した。身体を布で作った生徒はフェルトを上手く使ったパーツを袋状にぬって中に大きな輪っか状の針金を入れて抜けにくくした。石塑は細くとも強いので、麻糸をとおすのによかったが、生徒には軽い粘土が良かったかもしれない。テーマを童話の登場人物という設定にしたのが難しかったのか他の物を作る生徒が多かったのが残念。時間的にも無理が有ったのかも。